婚約指輪を左手薬指に着ける意味。着ける指によって意味が違う?

婚約指輪を左手薬指に着ける意味。着ける指によって意味が違う?

パートナーから結婚の約束を交わした証として贈られる婚約指輪。

のちに2人で身につける結婚指輪とは違って、婚約指輪も左手の薬指にするのが一般的なのか、それとも他の指でもいいのか迷う方もいるのではないでしょうか。

本記事では、そもそもなぜ婚約指輪を渡す習慣があるのか、左手薬指がもつ意味など、その歴史をひもときながら、婚約指輪をどの指にはめるべきなのか詳しくご紹介します。

婚約指輪の起源・歴史

まずは、指輪を贈るようになった歴史について見ていきましょう。

婚約指輪を渡すようになった歴史は、古代ローマ時代まで遡ると言われています。

その頃は、約束を果たす“誓いの証”として、鉄の輪をお互いに身に着ける習慣がありました。それから2世紀になると、恋人同士の“愛の証”として、金の指輪が作られていたそうです。

そしてやがて貴族の間でダイヤをあしらった指輪が贈られるようになり、ダイヤが多く採掘されるようになってからは世界各国へダイヤが付いた婚約指輪が普及。

このようにして現代に続き、婚約指輪を贈る習慣ができたとされています。

 

また、エジプトの象形文字で「結婚」は「円」で描かれており、円は途切れることがないその形から「永遠」の意味を持っているのだとか。

その意味合いからも、お互いの永遠の愛を誓うものとして表現されてきたのです。

婚約指輪をするのは、どの指?

婚約指輪は、一般的に結婚指輪と同じく左手の薬指にはめます。

この由来は、古代エジプトや古代ギリシャでは、左手の薬指には心臓に繋がっていると言われており「命」や「心」を表す大切な場所と繋がっている特別な指とされてきたからです。相手の心を繋ぎ止めるといった意味合いもあったそう。

 

また、指輪をはめる指によって、それぞれ異なる意味合いを持っていることも関係しています。左手の薬指は「愛と絆を深める」意味があるため、結婚する2人の愛を誓う指輪にはぴったりの指なのです。

 

とは言え、左手の薬指は結婚指輪をするために空けておきたいので、婚約指輪を右手の薬指にはめている方もいらっしゃいます。

日本人の多くは左手の薬指ですが、必ずその指にしなくてはならないというわけではありません。

婚約指輪って必要?結婚指輪をもらったあとはどうするの?

そもそも婚約指輪は絶対に必要なのか疑問に思う方もいるでしょう。

結婚指輪で十分だとあらかじめ必要ないと伝える女性もいますが、婚約指輪は結婚を約束する大切な意思表示でもあり、実は結婚指輪より特別な想いがある方も少なくありません。

月日が経っても、眺めるだけで当時の気持ちに戻れることもあり、これからの夫婦生活を円満に過ごすためのアイテムにもなってくれるかもしれませんよね。

 

また、結婚指輪を貰えば婚約指輪はしまっておくしかないと思い、やはりそこまで必要ないのではと考える方もいるでしょう。

しかし今では、最初から結婚指輪と重ね付けできるようなデザインや、重ね付けすることでデザインが完成するようなものもあります。

せっかくの婚約指輪をいつも身につけていたい方は、そのような指輪を選んでみるのもいいのではないでしょうか。

婚約指輪は、結婚指輪と違いデザイン性のあるものやダイヤがついたものを選ぶ方も多いので、ファッションリングのように好きな指にはめている方も多くいます。

想いの詰まった婚約指輪は、気軽に身につけることができるんですね。

エンゲージカバーセレモニーって?

みなさんは「エンゲージカバーセレモニー」をご存知でしょうか?

結婚式で行う指輪交換の際などに、新郎が新婦の結婚指輪の上に婚約指輪を重ね付けする儀式。

「永遠の愛に封をする」といった意味をもつ儀式で、ロマンチックな演出でもあります。また、華やかな婚約指輪が改めて光を浴び、みんなに披露できる場にもなり、プロポーズした、された日を思い出すような素敵な時間にもなるでしょう。

まとめ|婚約指輪は素敵なロマンが詰まった指輪

2人で身に着ける結婚指輪さえあれば、婚約指輪にお金を使うのはもったいないと思っていた方も、婚約指輪の歴史や身につけ方を知ることで、ロマンの詰まった大切な贈り物に感じたのではないでしょうか。

素敵な思い出を重ねる指輪として、婚約指輪を選んでみてくださいね。